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瞑想図

今回は先週の水曜日(節分)に見た、インド古典音楽「瞑想図」のライブについてです。

島田市の「ビッグムーンカフェ」にて「瞑想図・節分ライブ」が今年もありました。

シタール・タブラ・ガタムの三人編成です。
いやもう、スゴイスゴイ、すごいのなんの。

さすが皆さん本物を追求されている方々、見ごたえ十分。

まずはインド古典ではおなじみ、楽器のチューニングから。

まずはシタールがチューニングを開始。それに合わせてタブラも。昔は開演してから長々とチューニングしていることに、じれったさを感じていましたが、いまでは「これもヨシッ」ですね。

素焼きの[壷」であるガタムはさすがにチューニングなし。「壷」もチューニングしてくれたら、私の中の「インドびっくり度」がさらに上がるんですけどね。

そうこうしてる間に、どうやらシタールが演奏に入った模様。
そうこうしてる間に、タブラも演奏体勢へ。
そうこうしてる間に、ガタム奏者はシャツのボタンをはずす。

シタールが旋律を奏で、二つの打楽器が徐々に入りだす。だんだんと手数が増えボルテージも上がってゆく。
このあたりではまだ超絶的な奏法はせず。とは言え少しずつキメがはいり、そのたびに盛り上がっていく。
まるで螺旋階段を上っているような。。

中盤以降、タブラとガタムが激しく絡み合い、息の合ったキメごとにグイグイと持っていかれます。
そのまま終盤へと落ち着き、やおら終了。フゥ~、オツカレサマ。

第一部は一曲(約30分)で終了。
第二部でも何曲かやり、都合二時間ほどのライブとなりました。

第二部開始前のおしゃべりで音楽様式や楽器の説明がありました。記憶によれば、はじめと終わりが決まっているけど中身は大部分が即興だとか。しかし、その中でのまさにピンポイントでの合致はどうするのでしょう?
何回まわしたら頭に戻る、といったことが決まっていると聞いたことがありますが、それだけで、何度も現れるキメにタイミングが合うのでしょうか?
カウントしてみたり、なにか「きっかけ」的な音やら合図やらがあるのかと注視してみましたがさっぱりつかめず。。
奥が深いですねぇぇ。脱帽!

今回はほぼタブラを目の前で見ることが出来ました。初心者の私にはとても真似すら出来ませんが、参考になる点はたくさんあります。
私はまだまだバヤン(左手)の使い方が出来ていないようです。手首の角度にやや無理があるのに気づきました。自分では自然に置いているつもりでしたけれど。。
手首を直すと肘も変わり、結果、胸のあけ方も変わるので叩きやすくなりました。
ですがまだ力みが残ります。熟練者の行うことは何につけても力みが感じられませんからね。


一番力が出るのはもっともリラックスした状態だとはよく言ったもので、まさにその通りなのでしょうが、実践するのは難しいです。

素焼きの壷「ガタム」についてもレクチャーがあり、あのシャツをはだけて胸とハラをあらわにする理由がわかりました。壷の開口部を胸に当てたり離したりすることで「音高」に変化をもたらしているのですね。知らんかったヨ。と、いうよりもそんなことをしていたんだ。手先にばかり目が行き、気がつきませんでした(不覚!)。
でもワタクシにはムリ。たるんだハラは見せたくないヨ。。。。

ビリンバゥのひょうたんも同じ効果がありますが、胸をあらわにして演奏している人は見たことないなぁ。ヨカッタ!ビリンバゥで(一応、持っているという意味です)

ガタムの話に戻りますが、音は「低中高」の打ち分けはもちろんあり、低速から高速まで乱れることなく見事でした。
ウドゥと同じ仲間かと思いますが、指先での叩き方がより重要かもしれません。叩いたことがないのでわかりませんが。低音を壷の上部でだすのがやや以外でした。
リズムはタブラ同様「口伝え」。口で言える最大限の速さまで叩けるのでしょうね。

「瞑想図」各人のキャラクターも、「寡黙な社長」(シタール)、「中間管理職」(タブラ)、「フレッシュな若手」(ガタム)といった構図でよいですよ。おしゃべりも特別面白いことを言ったりするわけではないのですが、演奏が見事だからでしょう、皆さん笑いながら聞き入ってました。

3月に再び静岡県内でライブがあるそうです。オススメですよ、皆さん。


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ちなみにシタールのことに触れておりませんが、弦楽器は良くわからないので割愛、となりました。あしからズ。
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