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早打ちマック

暑い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょう。

さて、夏になるとタイコ活動はちょっと停滞し、生活の中で花火の割合が高くなります。

そんなワケでして、今回はちょっと「早打ちマック」のお話しを。

「早打ち」というのは花火の打ち上げ方法のひとつで、簡単に言うと、真っ赤になるまで熱した円盤状の鉄やら、30センチぐらいの鎖やらを、花火の筒底に落とし、そこに打ち上げ用の火薬をくっつけた花火を落としていくという方法です。
焼いた鉄も少しずつ冷めていきますので、だいたい20本前後を一区切りとして、それを何度か繰り返したりします。

人間が花火を落とし入れるため、ゆっくり打ち上げたり、早く打ち上げたりと時間調整が出来るのがひとつの利点です。電気点火ですと、あらかじめ時間の決まった導火線がセットされているので、一度点火してしまえばもう時間を調整することは出来ません。

最近では「早打ち」は危険度が高いため、電気点火の打ち上げが主流になってしまっておりますが。。。

わが社にはそんな「早打ち」が大好きな人がおります。

「松井さん(60歳くらい)」通称「早打ちマック」。
「3度のメシより早が好き」なんてこと言う先輩も。

ちょうど10年前、私が花火屋に入った年の最初の夏。ある現場で早打ちに回されました。


「早打ち」は通常4~5人一組で仕事をします。「出し手」と呼ばれ、火の粉が入らないように厳重に防炎シートなどで覆った木箱の中から花火を取り出す係りと、その花火を「打ち手」に渡す「渡し手」。そして筒に入れ打ち上げる「打ち手」。他にも焼いた鉄を出し入れする係りなどなど。

私が担当したのは「渡し手」でした。

始まる前に、先輩達から「マックにすぐ渡すなよ~、どんどん打っちまうぞ!」やら「渡し手からふんだくっていくからな」などなどと聞かされていました。ワタクシはそれらを単なる冗談だと思っていました。

いよいよ打ち上げが始まり、我々の出番もやってきました。

始めは「マック」もゆっくりと打っていましたが、だんだんスピードが速くなっていくような・・・・
確かに調子よく「ズダンッ、ズダンッ」と打っていくのは気持ちがいいんですよね。

ところが、そのうちに「タイムキーパー役」から「早すぎるぞ、もっとゆっくり打て!」との声が。

いやぁ、しかし悲しいかな。「早打ちマック」耳がちと遠い(早のやりすぎ)。聞こえてるんだか、いないんだか???

さらに早くなってきたので私もさすがに「松井さん、早い、早すぎですよっ!もっとゆっくり」とペースダウンを促しました。

そしたら 『うるせっ!はやくよこせっ!!』

・・・・ふんだくられちゃたアルヨ。。うひゃ、ホントだったんだ・・・

そんなこんなで役目を終え、他の花火屋の「早打ち」を見ていました。
近くにいた松井さんに「松井さん、今の花火はなんて言うのですか?」と聞いてみたところ

(マック)「ダメだな、ありゃ」

(私)「え?ダメ?」

(マック)「あんな遅ぇ早打ちじゃダメだな。眠くなっちまうわ」

(私)「え?・・・・・」(だってワザとゆっくり打ってるんじゃないの・・・)

「早打ちマック」当時の見た目はパンチパーマに出社時はサングラス、なんて感じのちょっとコワそうなオッサンでしたが、実はとってもシャイでやさしい「おじいちゃん」なんですよね。
いまは「マック」と呼ばれるよりも「ジ~ジ」と呼ばれたり。

「マックゥ、今年もいっぱい早打ちできると、いいネ!!」






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隅田川優勝したんだって?おめでとさん。
土浦はくるんだっけ?
見に行こうかな~とも考えてるけどどうしましょうかね。
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